数学ビジュアライズ

定義を正確に書き、その定義が図でどう見えるかを確かめていく数学の記事を載せています。立体図はドラッグで回せます。

連載

図で読む代数幾何

多項式の方程式の解から始めて、Spec、層、スキームへと進む連載です。定義と命題のあとに、具体例の計算と回せる立体図を置いています。

  1. 第1回

    方程式の解を形として見る:アフィン代数的集合とイデアル

    代数幾何は、多項式の方程式の解の集まりを「形」として調べる分野です。零点集合 V とイデアル I の定義から始めて、和集合と共通部分、イデアルが大きいほど形が小さくなる対応、既約成分、射影と消去までを、回せる立体図で確かめます。

  2. 第2回

    素イデアルを点にする:Spec と生成点

    環の素イデアルをすべて点とみなすと、曲線や平面全体に対応する「生成点」が現れます。Spec とザリスキー位相を定義し、既約な閉集合と生成点の1対1対応を示したうえで、Spec Z、Spec k[x]、Spec k[x,y]、Spec k[x]/(x^2)、Spec Z[x] を回せる立体図で比べます。

  3. 第3回

    点のまわりの関数:層・茎・芽

    空間の上の関数を開集合ごとに考える前層と層を定義し、点のいくらでも小さい近傍で決まる茎と芽を図で確かめます。Spec の構造層を作って茎が局所化 A_P になることを示し、Spec Z、Spec k[x]/(x^2)、Spec Z/12 で、芽が値より多くを覚えていることを見ます。

  4. 第4回

    貼り合わせて作る空間:射影直線

    どの点のまわりも Spec の形をした空間としてスキームを定義し、2本の直線を貼り合わせて射影直線を作ります。射影直線の上の関数は定数だけで、どの環の Spec とも違う空間になることを示し、原点が2つある直線とも比べます。複素数の射影直線は回せるリーマン球面で確かめます。

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